
憧れを叶えたGlobal MBA
目次
ボーダーレスなグローバルエリートへの憧れ
――どのような動機でIEのGlobal MBAを目指されたんでしょうか。
今の会社では海外出張の機会が多々あり、現地の関係者の多くが国境をいとも簡単に超えて働いてることに刺激を受けたんです。例えば、「以前は日本で働いていたけど、今は香港にいる。もうすぐ息子が小学校に入るから子供の教育のために2年後にはシンガポールに行くよ」と、自分の意思で働く国を決める様子に感銘を受けました。そんな彼らは少なからずMBAを持っていたので、彼らのようなグローバルエリートと渡り合うには、MBAは必要最低条件だと思いました。
”今の仕事は続けたい。海外トップスクールのMBAはとりたい。海外MBAを諦めては、でもやっぱり諦めきれない。そんなある日、雑誌に仕事を続けながらMBAが取れるIEビジネススクールのGlobal MBAが特集されていて、これだ!これしかない!と。しかもクラスの参加者の95%が留学生で、多様性豊かなことも非常に大きな魅力でした。
――曽我さんはExecutive MBAはお考えにならなかったんですか。
EMBAも考えましたが、より実務レベルで、多国籍軍で構成されるグローバルタスクフォースを指揮するスキルを身につけたかったんです。実践的に私のリーダーシップ能力を高めたいと考えて、GMBAを選びました。
――曽我さんは国際経験豊富でいらしたのに、さらに多様性を追求された理由は何ですか。
実は大学時代、学生寮に入ってたんです。そこには海外からの留学生も多くいて、刺激を受けました。20歳くらいのマレーシアの留学生が「マレー語と英語と広東語と北京語と日本語がしゃべれる」と言うんです。しかも日本人と一緒に日本語で授業を受け、なおかつ成績も日本人を差し置いてトップの成績を取っていました。そんな彼に「将来どんな仕事するの?」って訊いたら、「僕は将来マレーシアに帰国して、日本で学んだことを活かして、母国の経済発展に貢献したい」と、その国家レベルのスケール、使命感の強さ、視点の高さに衝撃を受けました。私は、当時は、どんな仕事に就こうか、やっぱり給料の高い会社だと嬉しいな、なんて考え方だったものですから。その時以来ですね、異なる価値観や考え方を持つ人との出会いが、自分に新たな気づきを与えると強く感じるようになりました。
IEはMBA界のサクラダファミリア
入ってびっくりしましたね。クラスメイトの中には弁護士、医者、動物学者、カジノ経営者、国際協力関係の人たちがいて、逆に「なんであなたたちMBAに来てるの?」って訊いたら、自分たちの専門に加えて、マネジメントに関する強くなりたいと言うんです。
IEのプログラムって、スペインのサグラダファミリアに似ていますね。日本だとビルを建てる時に設計図を細かく決めて建設して、当然、地震とかにも強くできていていますよね。逆にサグラダファミリアはガウディが描いたたった1枚のスケッチに基づいて、各分野のエキスパート達が100年以上かけて建設に取り組んでいる。型にはめない。はまらない。最終的に何ができるかわかんないけど、みんなで力を合わせて最高のものを作ろうぜっていう雰囲気がIEにすごく似ている。だからIEはさしずめMBA界のサグラダファミリアっていっても過言ではないと思いますね。
最先端のテクノロジーを駆使した環境
それからテクノロジー。GMBAはオンライン主体のプログラムだから、通常のMBAより、少し楽かなと思っていましたが、とんでもない。毎週のライブ授業では、実際の教室にいるのと変わらず、全く普通にプレゼンや議論が行われ、そこでの発言の質、授業への貢献度が成績に直結します。
また科目によってはオンラインでテストも実施され、回答提出後に即座に点数が出るんです。グループワークもこれまた容赦なく課されるわけですが、オンラインのGroup Meeting Roomが用意されていて、メンバー同士PCカメラを使ってグループワークを進めることができます、というか、やらざるを得ないです。時差もあるから、実際は結構大変なんですけどね。IEの先進的なテクノロジーのおかげでMBAの臨場感、醍醐味を体感し、楽しむことができました。IEにはTech Labもありますし、Wow Room(Virtual Class Room)も導入されていますから、日本人の留学生も年々増えてきてるんじゃないですか。