門をたたけば開かれる ～人生の転機となったオンラインMBA～
目次
総合商社で働きながらGlobal Online MBAを卒業。その後、日本と世界のものづくり産業のDXに挑戦しているベンチャー企業への転職された野牛さんにお話を伺いました。
Why Global Online MBA?
社会人になったらいつかMBAに挑戦したいという憧れがあった一方、気付いたら32歳で南米ペルーに駐在中という状況にありました。そんな中、今の環境で仕事を継続しながら本気で勉強もしたい！という両取りが出来る手段として、先輩の勧めでオンラインMBAの存在を知りました。調べるとIEのGlobal Online MBAは常に世界トップの評価を受けているオンラインMBAだと知り、世界から集う優秀な学生と切磋琢磨して多くを吸収したいという思いからIE受験を決意。1週間×3回のResidential weekがあることで、仕事をしながら大好きなスペインに行ける口実を作りたかったのも理由の１つでした。
実際に受講してみての感想
以下3つの点から非常にバランスの取れたプログラムだと思います。
24時間非同期で活発なケース議論ができる環境
GMBAでは毎週末のVC授業で教授と学生が一堂に会しますが、メインはウィークデイでの活字による議論。具体的には、24時間オープンな専用掲示板に、教授が各ケースに対する問いや論点毎にスレッドを立て、そこに生徒が自分の意見や分析を書き込んで議論を重ねていくシステムです。これにより時差関係なく、多種多様な価値観を持った学生や教授と白熱した議論や意見交換が可能となり、非常に有意義且つ今の時代に即した学習効果が得られました。
学んだことを即座に仕事に置き換えて活かせる
オンライン形式により仕事とMBAを両立させることが出来るメリットは、MBAで学んだことを即座に仕事に活かせる点。例えば、大量のケーススタディを読み込んで様々なビジネスや企業の競争優位性を判断する目利き力が養われることで、新規事業開発の際の参考になります。また、自分の場合は新卒から同一企業で働いていた為、俯瞰的に自分の能力・スキルや強み・特性がグローバルスタンダードと比較してどの位置にあるのか、ベンチマークの獲得と視野の拡張に大きく寄与しました。
オンキャンパスに劣らない濃密なネットワーク
GMBAはオンラインで完結せず、マドリードのIEキャンパスで授業を受ける機会があるのが特徴的。対面で会うことでクラスメイトとの距離を急速に縮め、世界各地に散った後もハイパフォーマンスなグループワークを継続していく原動力になりました。また、卒業後も全員での旅行イベントを毎年自分達で企画する程、18カ月間を一緒に過ごした同期の繋がりは強いです。
一番印象に残っている授業
マドリードで最初に受けたLeader & Visionというクラスが衝撃的でした。結果志向ではなくプロセス志向で物事を捉える大切さに気付かされると同時に、“人生をかけて成し遂げたいあなたの願望は何か？”という教授の問いに答えられず、そこから自問自答の日々。クラスメイトとも授業外に積極的に1対1で話す機会を作り、キャリアや人生に対する様々な考え方を学ぶことが出来ました。最終的に、13年間勤めた総合商社を退職し、日本と世界のものづくり産業のDXに挑戦しているベンチャー企業への転職を決断しました。同じタームの日本人全員がGMBAを転機にキャリアチェンジをしていることからも、GMBAを通じて多くの生徒がポジティブな影響を受けていることの証です。
受験生へのメッセージ
仕事と勉強と家庭を両立出来るだろうか、オンラインでのMBA取得にどれだけの価値があるだろうか、不安に思うかもしれません。自分もそうでした。”求めなさい。そうすれば与えられる。門をたたきなさい。そうすれば開かれる”という言葉が聖書にあります。ぜひ思い切って一歩を踏み出してみてください！GMBAで駆け抜けた18カ月はあっという間で、人生で最も重要なターニングポイントの一つとなりました。将来IEコミュニティでお会いできるのを楽しみにしています！
