
好きなことで起業する
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観光客で賑わう鎌倉の鶴岡八幡宮から程近い大通り沿いに、2017年12月に2号店を開店したVERVE COFFEE。カリフォルニアを感じさせる明るくオープンな雰囲気のお店では、Tシャツやマグカップなどオシャレな小物も扱っています。美味しいコーヒーだけでなくライフスタイルそのものを提案しているようなお店です。IE卒業生の岩田洋一郎さんが日本展開を担う、西海岸発のサードウェーブコーヒー店にお邪魔してコーヒーを頂きながら、お話を伺うことが出来ました。
Why IE?
両親もそれぞれ起業をしているため、いつかは自分も起業するんだという思いでMBA留学を決断。なかでも自由な校風で相性が良さそうだという理由で、IEを選択しました。
IEで印象に残っているは、アントレの科目でビジネスプランを書く授業。イタリア最大のファミリーワイナリーを保有するクラスメート(後にEATALYのオーナーになる)がいて、一緒にフードビジネスのビジネスプランを作るなど、興味の近い人たちがいて、面白い経験ができました。
VERVEとの出会い
VERVEはカリフォルニアのサンタクルーズ発で、元々ジャズをしていた2人組が作った会社です。カリフォルニアの外には基本的に出ないという地元密着型ブランドで、カリフォルニア全体で8店舗展開しています。法人営業が強みで、シリコンバレーの有名企業、例えばFacebook、Airbnb、Salesforce、Dropbox、Uberは全部うちのコーヒーを飲んでくれています。
VERVEは基本的に直接コーヒー豆を買い付けし、お客様に提供するところまで一貫して責任を持つ、コーヒー業界のサードウェーブの原則をまじめに実行している会社です。新宿駅のNEWMANのテナントに入れるコーヒー店を海外から探してくる仕事を依頼されたのがVERVEと出会ったきっかけでした。
VERVEとしても、カリフォルニアの外には出ないというポリシーはあったものの、サンタクルーズで会ってすぐ日本と相性が良いことが分かって、「Go Westだから、日本なら良いんじゃないか」と話が進みました。
VERVE Coffeeは2016年にJR新宿駅新南口改札NEWMANに日本第一号店を出店、次は表参道に3月にオープンして、来年六本木に店舗を出します。また、デベロッパーさんと京都に展開する話をしています。あとはアジアの国々でやるか検討しているところです。