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IE Business School Japanese Alumni Chapter | 地球の裏側でベンチャーキャピタルを立ち上げる
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地球の裏側でベンチャーキャピタルを立ち上げる

May 26 2018

地球の裏側でベンチャーキャピタルを立ち上げる

地球の真裏にあるブラジルのサンパウロで、ブラジルのスタートアップ企業への投資と支援を行うブラジルベンチャーキャピタルをIEのInternational MBAの2011年卒業生、中山充さんが設立しました。ユニークなキャリアを辿ってきた中山さんが日本へ一時帰国している折にお話を伺うことができました。

 

中山 充
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    日本人が少ないところへ行きたかった

    日本企業って意外と海外進出に成功していないんです。ずっとアメリカが日本企業を買ってくれていて、それ以外の国に売るのはあまりうまくない。スペインでも中国や韓国企業は存在感を発揮していますが、日本企業の存在感がないことに危機感を抱いて海外に行こうと思ったんです。自分が50歳くらいになって仕事がなくなると困るなと。日本企業から海外に出るのも良いんですが、日本を外から引っ張る役があってもいいんじゃないかと思って、まだ競争が少なそうな、日本人が少ないところに行きました。

     

     

    IE在学中に中南米13か国を歴訪

    ――IE卒業後、いきなりベインのサンパウロオフィスに採用された訳ですが、元々ポルトガル語はできたんですか? 

     

    ポルトガル語はブラジルに着いてから学びました。就職先の国の条件として、日本より経済が伸びる余地があり、日本人がまだ少なく、ギリギリ住めるところ、となるとラテンアメリカ、中東、アフリカ、ロシアくらいしかないんです。

     

    住み心地が不安だったので、IE在学中に中南米を13カ国回りました。中国で会社経営している友達が中南米進出プロジェクトというインターンの機会を作ってくれたので、夏休みも合わせて3ヶ月、その国や地域で働けるかどうかを試すために、現地で百数十人もの人に会いました。IEのクラスメートの兄弟や元同僚からの紹介。紹介された人からまた紹介。そのうち、東京のベインの後輩がベインのブラジルのマネジャー(現在はパートナー)を紹介してくれました。

     

    英語を話せれば仕事はあるという言葉を信じ、いざ選考を突破して入社したら全く異なる状況。ポルトガル語は必須でした。Google翻訳に頼って何とかしながら、つたないポルトガル語で顧客と接する中で、ブラジル人特有の寛容さ、外国人への優しさに気付きました。

     

    日本でプロジェクトに日本語が話せない外国人を担当させたら、顧客は怒るじゃないですか。ブラジル人は私が片言のポルトガル語で話しても聞いてくれて、何回も何回も説明してくれるんですよ。言葉がつたないことと、私ができることは別だと考えてくれてたんですね。顧客はブラジル企業がほとんどでしたが、ブラジルは多様性が高いので、受け入れ体制ができているんです。あと、日系人の方々のおかげで、日本人の評判がいいんです。苦労しながらも勤勉で、昔から士業やられる方が多くて。

     

    現在は、2016年に自身が設立したベンチャーキャピタルの他に、日系のバイオテック企業のラテンアメリカ地域のビジネス開発の仕事で、メキシコ、コロンビア、チリ、アルゼンチンを飛び回っています。日系企業ブラジル支社の会社員と、日本企業の投資をブラジルへ引っ張るベンチャーキャピタル、二束のわらじそれぞれに100%の力を注いでいます。

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