
起業コンテスト決勝進出までの道
目次
2018年1月入学、International MBAプログラムの中村です。2018年11月のVenture Day(IE修士生の起業コンテスト)にFinalistとして登壇しました。Startup Lab終了後からVenture Day Finalまでの道程を書かせて頂きます。先にStartup Lab体験記の記事を読んで頂けると幸いです。
Startup Lab後、夏休み中の準備
7月末にStartup Labを終えた後、お世話になった方々に結果報告と継続的なサポートの依頼をしました。そして、マドリードにある日本食レストランの日本人シェフTさんが、Don Buriプロジェクトに参加してくれることになりました。
また、マドリードでJapan Weekendという日本の漫画、アニメ、ゲームを始めとするポップカルチャー好きの人が集まるイベントが9月末に行われると知り、Don Buriを出店したいと考えました。Tさんの伝手で日本食の卸売業者2社と面談し、イベントに向けて調理場所の提供や協賛を依頼しました。さらに、Don Buriのスペインでの会社登記、商標登録の話を弁護士と進めました。
最終学期のStartupプロジェクト
9月から卒業まで約3ヶ月間の最終学期(Elective Period)には、アントレの授業の他にVenture LabとKnowledge IncubatorというStartupプロジェクトに特化した授業があります。担当は名物教授のParis。クラス内で5人以内のチームを組んでビジネスプランを練り、選考会を突破するとVenture Dayで20人以上の投資家相手にプレゼンでき、実際の投資に繋がることもあります。各チームには起業家として経験が豊富なメンターが付きます。2つの授業の違いは以下の通り。
Venture Lab
- 選抜あり(12チームを選抜する)
- ワークショップ型(指導教授のParisが不定期で呼ぶ投資家や起業家の集まりに参加し、彼らにアイデアを相談できる)
- 30単位
Knowledge Incubator
- Venture Labの選考に漏れたチームや新たにアイデアやチームを作る初期段階の人用
- 選抜なし
- 講義形式(ゲストスピーカーやParisが講義する)
- 20単位
Don Buriは残念ながらVenture Labの選抜に落ちました。Startup Labで良い結果が出ていたので悔しくてParisに直談判しましたが、結果は変わらず。チームで話し合い「Don Buriは続けてKnowledge Incubatorクラスを受講しよう。Venture Dayに出れなくてもDon Buriのアイデアを形にするために起業に向けて自分達の信じることをやろう」と決めました。