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IE Business School Japanese Alumni Chapter | 起業コンテスト決勝進出までの道
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起業コンテスト決勝進出までの道

Jan 09 2019

起業コンテスト決勝進出までの道

 

日本の漫画・アニメブーム

世界各国で日本の漫画やアニメやゲームが流行っていることは、ご存知の方も多いと思います。漫画とアニメの欧州市場は約3000億円。年間15%で伸長しています。スペインで開催されるJapan Weekendはスペイン各地で年間12回開催され、2018年9月29日と30日の二日間Madridで開かれたものは、来場者数が7万人でした。

 

Don Buriの出店計画は、手続きが間に合わずに断念。代わりにチラシを作り、会場にコスプレをして一般客として参加。Don Buri宣伝のチラシを配布し、来場者とコミュニケーションをとりました。多くの来場者から写真撮影を依頼され、カップ麺やカレーライスを販売している露店に長蛇の列ができているのを見て「Don Buri+日本のポップカルチャーでいける!」という確信が深まりました。

 

 

日本食レストランとのコラボ

Venture LabとKnowledge Incubatorのクラスでは、自分達の提供する商品やサービスを実際に運用して検証をしていくというプロセスである、Manual Simulationが要求されます。Startup Labでも市場調査をして仮説検証することが要求されましたが、Manual Simulationでは商品やサービスを作り込むことに加えて顧客との連携まで課せられます。

 

10月に入り、Don Buriも具体的なManual Simulation手段が必要となり、日本人シェフのチームメンバーTさんの提案でマドリードにあるYan Ken Ponという日本食レストランとのコラボすることになりました。Yan Ken Ponは、日本人シェフのAkiさんと、妻Twiggyさんの二人が経営する寿司とラーメンレストランです。Yan Ken PonでのDon Buriの期間限定販売(11月6日から23日)に向けて新メニューの開発、食材の仕入れ、宣伝グッズの製作やお店のコンセプト作り、販促方法などを詰めていきました。

 

また、Startup Lab時にもお世話になった日本人デザイナーに、ポスター、メニュー表、景品等のデザインを無償で作ってもらえることになりました。さらに、漫画ショップや日本食材店へ足を運び、ポスターの設置をお願いし、週末はYan Ken Pon店舗周辺でのビラを撒き、各種SNSにも販促広告を出しました。

 

結果、期間内の来店客数は15%上昇し、味・量・価格で総合90%以上の人から高評価。アニメ・漫画を使った店作りは80%以上の人から高評価を得ました。一方、既存店舗とのコラボだったため固定客へのDon Buri紹介が中心になったこと、既存メニューとの共喰いやコンセプトの曖昧さ、実施期間の短さからターゲット層へのアクセス不足、販促でバズらせられなかったことなど、反省点も多々ありました。

 

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