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IE Business School Japanese Alumni Chapter | 起業コンテスト決勝進出までの道
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起業コンテスト決勝進出までの道

Jan 09 2019

起業コンテスト決勝進出までの道

 

Venture Dayでの学び

アントレのクラスから8ヶ月間Don BuriというStartupプロジェクトに取り組み、9月のKnowledge Incubatorの授業から新たに参加してくれた日本人のMさんを加え、5人のIEメンバーでVenture Dayまでやり抜きました。Venture Dayでの更なる学びは、

 

リーダー、マネジャー、プレイヤーは両立できない

Manual Simulationを始める頃には全てを1人で抱え込み、パンク状態になりました。やる気が低下したメンバーもいて、全てを上手く回せないのは自分のせいではないかと、Knowledge Incubatorの授業にゲストスピーカーとして来た某起業家にアドバイスを求めたところ、

 

3つの両立は誰もできない。君はリーダーとしてビジョンを語り、周囲を巻き込めば、投資家がお金を出してくれる。そのお金でコンサルから最強のマネジャーを雇えばいい。弱みの改善を行う姿勢は重要だが、君が他の人と差別化できることに注力するのがあるべき姿だよ。

 

と、言われました。肩の荷が降り、コンサル出身の日本人メンバーMさんにプロジェクト管理をお願いし、私はリーダーとして外商活動を主に行うことにしました。

 

起業メンバーに求める三要素

数少ない共同創業者は、ビジョンが同じ、働き方が似ている、必要な能力があることが重要だと思いました。例えば、フィリピン人メンバーは常に売上と利益を真っ先に考える人でした。Venture Day当日にDon Buriを提供する際、お金を取るべきだと考える彼と、イベントに来る方々にまず試してもらう、楽しんでもらうことが大事だから当然無料と考える私ではビジョンが大きく違い、一緒に起業するのは難しいなと感じました。

 

働き方では、作業を開始するタイミングと、どのくらいの出来をゴールとするかは人によって大きく違うと気付きました。私は段取りや準備にかなりの時間を使い、当日の即興など不確定要素を少なくしようとする傾向がありますが、それは当たり前ではないと感じました。起業は0→1のプロセスであり、数人しかいない共同経営者と足並みを揃えて役割分担できなければ、達成は相当難しくなると思います。

 

信念を貫く

多くのチームが、アントレの授業、Startup Lab, Venture Lab, Knowledge IncubatorでStartupのプロジェクトを進める中、誰かに否定されてアイデアを変更したり、チームが機能しなくなったり、情熱を失ったりしていくチームをたくさん見ました。

 

Don Buriも、9月頃までは指導教授のParisに全く好かれていませんでした。でも、我々は「投資家や教授の好みなんて関係ない。自分達の信じる道を行こう。うまくて安い日本食と日本の漫画やアニメの需要は絶対にある」という確固たる信念を持って突き進みました。その思いが自分達の行動力に繋がり、熱い思いが周囲の心を動かし、たくさんの支援を得て行きました。

 

Venture Day終了後、Parisから「これまで長い間教えてきたが、お前ほど情熱がある奴は見たことがない。Don Buriもお前のことも、絶対に忘れない」と、言われました。IEのStartupプログラムで最も大きな気付きとなったのは「何事もやるか、やらないか。そして、やり抜けるか」ということです。これが全てを決めると体感しました。

 

 

Don Buriと私の今後

Don Buriは日本人シェフのTさんを中心に、Don BuriメンバーのIさんの助けも借りながら、2019年も継続して出店に向けた準備をしています。ありがたいことに我々のプロジェクトと私を買ってくれる投資家がおり、彼らと連携してクラウドファンデイングも実施し、店作りをしていきます。また、私自身も日本で起業したい案件があるので、その立ち上げに向けて先述の日本人デザイナーの方とコンセプト作りをしています。

 

私は社費生で会社勤めも続けますが、政府が2018年に副業解禁したのを皮切りに、新しい考えや働き方を提案し、会社・社会に貢献するために自身の目標をしっかり持って突き進みたいです。

 

長文になってしまいましたが、ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました。最後に、改めてお世話になった教授、メンター、投資家、IMBAスタッフ、知人、友人、シェフ、Yan Ken Pon、日本人コミュニティの皆様、デザイナー、販促会社、日本食材店、Don Buriチームメンバー、応援して下さった派遣元企業の人事部の皆様、そして家族に、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。

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